辺野古埋め立てを「承認」

　普天間基地の移設問題で仲井真知事は、きょう、名護市辺野古移設に向けた国の埋め立て申請を承認したと正式に表明しました。
　「環境保全措置が講じられたと判断した」と理由を説明しています。

　午後３時過ぎからの会見で仲井真知事は普天間基地の辺野古への移設に向けた国の埋め立て申請を「承認した」と表明。
　埋め立てに関する法律に則った判断だと説明しました。
　一方、「県外移設」を掲げた公約との整合性については。
　「公約を変えたつもりはない。説明する理由がありません」「危険な飛行場を街の外に出そうと。これをどうかご理解頂きたい」（仲井真知事）
　辺野古移設は認めるものの県外の公約は変えてないと主張しました。
　知事は沖縄振興と基地負担の軽減に関する安倍政権の取り組みを高く評価し、承認の判断材料となったことを示唆しました。
　「沖縄振興策については県の要望に沿った内容が盛り込まれており」「安倍総理の強いリーダーシップによる５年以内の運用停止の道筋が見えつつあります」「今回の政府の措置はその意味でバランスが取れており、かつてない内容と申し上げました」（仲井真知事）
　普天間基地の固定化を回避し危険性除去に実現に向け辺野古移設を容認したという考えを示しました。
　知事は会見をおよそ４５分間で打ち切りました。
　一方、会見場所の外では県幹部らの車を包囲した多くの市民らが警官隊と激しく衝突する場面もありました。