【リポート】糸満で１トンの不発弾処理　県内では２４年ぶり

　先月、糸満市で見つかった重さ１トンの不発弾処理作業がきのう、周辺住民が避難するなか実施されました。
　１トン爆弾の処理作業は県内では２４年ぶりとなります。
　見つかった不発弾は沖縄戦当時のもので長さ１８０センチ、直径６０センチのアメリカ製１トン爆弾で、先月、糸満市喜屋武の防災林造成工事現場で磁気探査によって発見されました。
　不発弾の処理作業に伴い、現場から半径１キロの範囲にある１７７世帯、４８０人に避難指示が出されました。
　県内では１９９０年に与那原町の工事現場で１トン爆弾の不発弾が発見され処理されていますが、１トン級の爆弾の処理作業はそれ以来２４年ぶりとなりました。
　今回見つかった不発弾は発見場所の隣に作られた処理壕に移されたあと、前と後の２か所についている信管を取り外す方法で処理されました。
　およそ１時間におよぶ作業の結果２つの信管は無事取り外されました。
　県内では昨年度・２０１２年度に７４６件、１８．８トンの不発弾が処理されています。