百条委員会２日目

　普天間基地の移設問題で仲井真知事の辺野古の埋め立て承認の経緯などを検証する県議会の百条委員会＝調査特別委員会が開かれ、埋め立ての可否を審査した県の土木建築部長と農林水産部長に証人尋問が行われました。

　２日目の県議会百条委員会では午前中から県の當銘健一郎土木建築部長と山城毅農林水産部長への証人尋問が行われています。
　去年１１月に県環境生活部は埋め立てに対し「環境に対する影響への懸念が払拭出来ない」との意見を出していますが、當銘土建部長は次のように述べました。
　「環境生活部長の意見では相対的に、全体的に懸念が払しょくできないという意見でございました」「しかしそれに対しても一定の環境保全措置がとられていると私どもは判断いたしまして」「懸念が払しょくできないということのみをもって環境の基準に不適合ということは出来ないと考えたところでございます」（當銘土建部長）
　また、當銘部長は埋め立てによる環境への影響について予測不可能な部分があるとも述べました。
　百条委員会ではあす仲井真知事への証人尋問を行うほか、２４日には名護市の稲嶺市長が参考人として出席する予定です。