飲酒ひき逃げ２人死傷　被告の男に懲役５年の実刑

　２０１３年１２月、浦添市で酒を飲んで車を運転し男女２人をはねて死傷させたとして自動車運転過失致死傷などの罪に問われている男の裁判で那覇地裁は２７日懲役５年の実刑判決を言い渡しました。

　この裁判は宜野湾市大山の自動車整備工比嘉親清被告６７歳が２０１３年１２月浦添市西原の県道で酒を飲んで車を運転し、道路を横断していた男女２人をはねて死傷させたうえ現場から逃走したとして自動車運転過失致死傷などの罪に問われているものです。
　２７日の裁判で水越壮夫裁判官は「酒気帯び状態であったことが事故原因に大きく影響しており、現場から逃走していることも極めて無責任で悪質というほかない」と指摘しました。
　そのうえで「悪質な交通違反が後を絶たない社会状況をかんがみれば、同じような事件の抑止のためにも厳罰に処する必要がある」と述べ懲役７年の求刑に対し懲役５年の実刑判決を言い渡しました。