辺野古漁港使用許可　名護市の回答期限

　普天間基地の移設に向けた辺野古漁港の使用許可について、１２日沖縄防衛局が設定した回答期限を迎えました。

　名護市は書類の不備から再提出を求めていますが、防衛局は「協議が整わなかった」として手続きを進める方針です。
　沖縄防衛局が先月提出した辺野古漁港の使用許可について、名護市は書類を一旦取り下げて不備を補正したうえで再提出するよう求めていますが、防衛局は書類を取り下げず、名護市に１２日までに回答するよう求める立場を変えていません。
　防衛局はこれまで名護市に対し、提出した書類に関し期限までに回答がない場合、「協議が整わなかったものとして処理する」と市との協議を打ち切り手続きを進める考えを示しています。
　防衛局の対応について名護市は適正な手続きや提出前の調整がなされておらず１２日までに回答することは困難だと説明したうえで、書類の再提出を求める立場は変わらないとしています。
　また、政府が移設工事の着工を秋に前倒しする計画があるとの一部報道について稲嶺市長は「とてもではないが、信じられない」と述べ、不快感を示しました。