米軍ヘリ墜落　人的ミスが原因

　去年８月、アメリカ軍のヘリが宜野座村のキャンプハンセンに墜落した事故について、アメリカ軍は「人的なミス」が事故原因と発表しました。

　この事故は、去年８月アメリカ軍嘉手納基地所属のＨＨ‐６０ヘリが宜野座村のキャンプハンセンに墜落し、アメリカ兵１人が死亡したものです。
　この事故についてアメリカ軍は２１日、記者会見を開き、墜落した機体のパイロットが一緒に飛行していた後続の機体に衝突すると思い機体を急降下させたことが事故につながったとして「人的なミス」だったと発表しました。
　アメリカ軍は、乗員の教育を強化するなど再発防止策に取り組んだと説明したうえで、今後も引き続き事故現場周辺で飛行訓練を実施する方針を明らかにしました。
　アメリカ軍から説明を受けた宜野座村の當眞村長は事故の再発防止を強く求めました。
　また、去年５月に嘉手納基地所属のＦ‐１５戦闘機が沖縄本島東の海上に墜落した事故については、飛行を制御する機能に不具合が生じたのが墜落の原因で、さらにパイロットも対処できなかったと説明説明しています。