石垣市で文化財防火訓練

　石垣市にある国指定重要文化財の「権現堂」で２９日防火訓練が行なわれました。

　１９４９年１月２６日、法隆寺の壁画が火災で焼失したことを受け１月２６日は文化財防火デーに制定されており石垣市教育委員会は毎年この時期に関係機関と合同で訓練を行っています。
　訓練が行われた国指定重要文化財の「権現堂」は、４００年前に建てられた神社で戦火をまぬがれた貴重な文化遺産です。
　訓練は、タバコの火が落ち葉に燃え移り出火したという想定で行われました。
　管理者が敷地内に設置された消火器や消火栓で初期消火を行ったあと消防隊が駆けつけ放水しました。
　今回の訓練では備え付けている消火栓のホースが破損していたことが分かり、文化財を管理している市の教育委員会は早急に整備することになりました。