県議会　承認基準めぐり進行がストップ

　県議会は一般質問２日目です。

　辺野古の埋め立て承認を巡る質問に県が「承認せざるを得なかった」という従来の説明を繰り返したため、６時間にわたって審議がストップしました。
　きょうの一般質問で、社民党の仲村未央議員は、辺野古の埋め立て承認をめぐり「法の基準に全て適合したとしても知事の裁量で不承認にできるとの見解を国土交通省が示している」と指摘し、あらためて県が国交省に解釈を確認するよう求めました。
　そのうえで、埋め立て承認について、環境への懸念があるなか、仲井真知事の裁量で承認したのではないかと質しましたが、県は、「基準に適合するため知事が承認した」と述べ政治的判断ではないとする従来の答弁を繰り返しました。
　これに対し、野党側は、質問に答えていないとして反発し、本会議は休憩に入り６時間にわたって審議がストップしました。
　午後４時４５分に再開した本会議で當銘土建部長は国交省は「埋め立て承認についての知事の裁量は極めて小さい」という見解を示したと報告、そのうえで「基準に適合するため知事が承認した」と述べ改めて県の見解を繰り返しました。