第１１管区　尖閣対応で体制強化

　尖閣諸島をめぐる問題で、第１１管区海上保安本部は、尖閣諸島周辺の警備にあたる専従チームを編成するなど対応を強化します。

　海上保安庁は、尖閣諸島周辺の警備を強化するため、この秋から第１１管区海上保安本部に最新の巡視船を順次投入していくとともに、人員を大幅に増やして、専従チームを編成します。
　チームの拠点は石垣港で、まず初めに今年９月に新たに巡視船１隻を配備する方針です。
　最終的には、巡視船１０隻と職員５００人程度を配置する方針で、第１１管区全体の職員の数は、これまでのおよそ１０００人の１．５倍に増える見通しです。
　今月１日付で就任した第１１管区の秋本茂雄本部長（５６）は、４日の就任会見で「尖閣諸島警備を最重要任務と捉え、断固とした決意で守り抜きたい」と述べました。