嘉手納基地の離着陸増加　負担軽減進まず

　アメリカ軍嘉手納基地の１日の離着陸の回数が１１８回に上ったことが周辺自治体の調査で明らかになりました。

　嘉手納基地周辺の３つの自治体でつくる三市町連絡協議会は、今月１６日、基地周辺の３か所で目視調査を実施しました。
　その結果、午前６時から午後１０時までに２２９回の飛行が確認され、離着陸の回数は３年前の前回に比べて２７回多い１１８回に上りました。
　また、基地からはみ出して市街地上空を飛行するのが４１回確認されたほか、騒音の最高値は、嘉手納町屋良で騒々しい工場の中を上回る９８．８デシベルに達しています。
　三連協では、取りまとめたデータを騒音問題の解決に向けた要請行動などに生かしたいとしています。