免許取得　養護施設の生徒ら対象に１０万円免除

　県内の児童養護施設などで暮らす生徒らを支援しようと、自動車の免許取得費用を１０万円免除する制度がことし４月からスタートします。

　この制度は、県内の児童養護施設や里親家庭、ファミリーホームで暮らす生徒らを対象に、教習所が普通自動車の免許取得費用のうち１０万円を免除するものです。
　４月からの制度開始を前に自動車学校協会と申請を仲介する県が４日、協定に調印しました。
　県内では進学や就職で自動車免許が必要となる場合が多く、関係団体が施設などで暮らす子どもたちにとって大きな負担だとして県に支援を要請していました。
　県によると制度が初めて適用される高校２年生などは現在３７人で、県内２１の教習所が２人ずつを受け入れる予定だということです。