バスガイドらが沖縄戦学ぶ

　バスガイドらを対象に沖縄戦について知ってもらおうという講習会が、７日、糸満市のひめゆり平和祈念資料館で開かれました。

　この講習会は、観光客を案内するバスガイドらに沖縄戦やひめゆり学徒の体験について理解を深めてもらおうと６年前から毎年開かれているものです。
　沖縄戦では、当時１５歳から１９歳の女学生２４０人がひめゆり学徒隊として動員され日本兵の看護にあたりましたが、その半分以上の１３６人が命を落としました。
　講習会では学徒たちが医療の知識もないまま日本兵の看護にあたったことなど当時の厳しい状況について担当者が説明しました。
　さらに元学徒らは戦争を知らない世代に平和の尊さを語り継いでほしいと訴えました。
　ひめゆり平和祈念資料館で証言員を務める元学徒は現在１０人にまで減少しています。
　ひめゆり平和祈念資料館は今後もこのような活動を通して平和の尊さを伝えていきたいとしています。