市長会「５年以内の運用停止」結論持ち越し

県市長会は17日､宜野湾市の佐喜真市長から提出された普天間基地の5年以内の運用停止を求める要請案について話し合いましたが､出席者から｢辺野古移設を認めたことになる｣などと慎重な意見が出たため結論は持ち越されました｡

那覇市で開かれた県市長会定例総会の中で佐喜真市長は普天間基地の5年以内の運用停止を求める要請案を提出しました｡
しかし､出席者からは､仲井真知事が辺野古の埋め立て承認の事実上の条件として5年以内の運用停止を政府に求めていることから､｢辺野古移設を認めたことになるのではないか｣などと慎重な意見が出ました｡
別の出席者からは県内移設断念を求める建白書を前提として5年以内の運用停止を求めるべきとの声も上がりましたが､結局結論は持ち越されました｡
佐喜真市長は､18日に東京で開かれる政府との協議会のなかで､仲井真知事とともに5年以内の運用停止を求めることにしています｡