与那国自衛隊配備　市民団体らが撤回求める

　与那国島への陸上自衛隊の配備に反対する市民団体のメンバーらが１４日、那覇市で集会を開き、自衛隊の配備撤回を訴えました。

　集会には、自衛隊配備に反対する与那国島の住民のほか、国会議員・県議らが参加し、自衛隊の配備計画の撤回を訴えました。
　「与那国島に基地はいらないということを訴えていきたいと考えております」（与那国町改革会議・崎原正吉議長）
　これに先立ち、メンバーらは沖縄防衛局を訪れ、自衛隊基地の建設による環境への悪影響を指摘し配備の撤回を求めたほか、地元住民への説明が十分でないとして説明会を開くよう求めました。
　これに対し沖縄防衛局の武田博史局長は「自衛隊の配備は南西地域の防衛や災害派遣に貢献する」と必要性を強調し、住民説明会については、「現時点で開く予定はない」と答えました。
　防衛省は２０１５年度末までに陸上自衛隊の沿岸監視部隊を与那国島に配備する計画で、今月１９日には小野寺大臣が出席して起工式を行う予定です。